琉球絵画の復元
琉球王国の文化財の多くは、第二次世界大戦の沖縄戦によって破壊、焼失してしまいました。しかし、後に人間国宝となる染色家の鎌倉芳太郎(1898-1983)は、すでに大正時代に琉球文化の特色に着目し、大量のガラス乾板写真に記録しました。
東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室では、2009年度から琉球王朝最高の絵画とされる御後絵(おごえ:琉球国王の肖像画)を鎌倉写真から復元して描いています。これまでに、第18代尚育王、第17代尚灝王、第14代尚穆王の御後絵を完成し、首里城で収蔵展示されてきました。
また、2016~2019年度には、琉球王国文化遺産集積・再興事業に参画し、琉球絵画の手本となった中国絵画等の復元模写も実施しています。
残念ながら、2019年の火災で首里城(1992年再建)が全焼してしまいましたが、今後も琉球王国の文化財復元を通して復元の担い手育成にも尽力していきます。
東京藝術大学大学院保存修復日本画研究室では、2009年度から琉球王朝最高の絵画とされる御後絵(おごえ:琉球国王の肖像画)を鎌倉写真から復元して描いています。これまでに、第18代尚育王、第17代尚灝王、第14代尚穆王の御後絵を完成し、首里城で収蔵展示されてきました。
また、2016~2019年度には、琉球王国文化遺産集積・再興事業に参画し、琉球絵画の手本となった中国絵画等の復元模写も実施しています。
残念ながら、2019年の火災で首里城(1992年再建)が全焼してしまいましたが、今後も琉球王国の文化財復元を通して復元の担い手育成にも尽力していきます。